【イケドラ】”阿佐辰美さん”とデート♡あらすじ!「QUOカード」OR「直筆サイン入りチェキ」プレゼントの応募方法も!2025年1月放送分(土曜はナニする!?)

プレゼント応募

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毎週土曜の朝といえば
MCの
山里亮太(南海キャンディーズ)さん

宇賀なつみ さん

週末を有意義に過ごすために
役立つヒントをお届けする
情報番組。

その
『土曜はナニする?!』で
今、目が話せないのは・・・・

今話題の
イケメンが貴⼥を誘うショートドラマ
イケドラ!!

そして
今回のデート相手は

阿佐辰美さん(あさ たつみ)さん

『土曜はナニする?!』
のイケドラから
視聴者プレゼント!!

⭐️歴代の『イケドラ』はこちら( ♡ω♡ )

プレゼントと締め切りは?

今週の視聴者プレゼントは、2種類!!

■プレゼント①
番組オリジナルQUOカード
3,000円分

※クイズの正解者の中から
抽選で5名様にプレゼント

■プレゼント②
イケドラ俳優直筆サイン入りチェキ

※クイズの正解者の中から
抽選で1名様にプレゼント

◆応募締切
2025年3月23日(日)23:59

応募方法は?

◆応募先(WEB)

コチラから

是非、応募してみましょう♪

クイズとクイズの答えは?

◆クイズ
ラブゾンビウイルスを開発していた黒幕は…
(1)私
(2)樋之津
(3)教授

※クイズの答えは
見たら
更新
するね〜(゚∀゚)

“阿佐 辰美”さん 出演のストーリーは?

ストーリーは?

第1話

私が出会ったのはイマドキ珍しい、あるものを持っていない男性で…。

買い物の帰り道、私は紙袋から取り出した新年の手帳を眺めている。
「いい手帳買っちゃった~!今年は予定をバンバン入れて充実した1年にするぞ!」
上機嫌で手帳をしまい、歩き始めたとき、男性とぶつかり紙袋を落としてしまった。

「きゃっ!」と私が声を上げてよろけると、男性は自分の持っていた紙袋を投げ出し、咄嗟に私の体を支えた。
「大丈夫ですか?」と男性が尋ねると、「え、ええ…」と私が応える。

「よかった…すみません、気づかず当たってしまって…怪我はありませんか?」
男性は私を抱きかかえた状態で、更に私に声をかける。
「大丈夫なんですけど…ちょっと近いです…」と私。

「…あぁ!すみません」
男性は急いで私から離れると、落としていた紙袋を私に渡した。
「はい、じゃあ、これで!」
そういうと、男性はその場から立ち去って行った。

その後、私が紙袋の中を改めて確認すると、中には私の手帳ではないものが入っている。
「…ん?これってすずり?あれ?私の手帳は?」
そう、私が男性とぶつかったときにふたりの袋が入れ替わってしまっていたのだ。

私は急いで男性を追いかけ、再び声をかける。
「すみませーん!」と私が呼び止めると「あれ、さっきの!どうしました?」と男性が振り返る。
そして私は「たぶんなんですけど、荷物間違っちゃってると思います」と袋の中身が違っていることを伝えた。
それを聞いた男性が改めて袋の中身を確認する。
「えっ…?あ、ほんとだ!何度もすみません」
男性と私はそれぞれの荷物を交換する。

すると男性は何かに気づいたように、私の洋服を指さして言った。
「あ、ちょっと待ってください、それ…」
私が自分の洋服を見ると、なんと白いズボンと手のひらが墨で汚れていた。
「えー!何これ?!」と私が驚いていると、
「たぶん墨が手についてズボンも汚れたんだと…」と男性が申し訳なさそうに言う。
「はぁ…これってなかなか取れないですよね…」と私が落ち込んでいると、男性が言う。

「それなら…ちょっとまだ時間ありますか?」

男性こと、阿佐辰美さんが運転する車に乗った私たち。
運転席の阿佐さんが「そこのボックス開けてください」と私に言う。
私が助手席前のダッシュボードを開けるとスプレー状の汚れ落としが入っていた。
「これで洗ってあげればキレイに落ちると思います。よかったら使ってください!」と阿佐さん。
私は「ありがとうございます!」とお礼を言いながら、思い出したように気になっていたことを尋ねる。
「すずりとか墨とか…書き初めでもしてたんですか?」
すると、阿佐さんから意外な答えが返ってきた。
「いえ、僕、水墨画を描いてるんです」
「水墨画?」と私が聞き返すと、
「はい。うちの家系は先祖代々、水墨画を描いてて、それで僕も水墨画を」と阿佐さんが続ける。
「へぇ!水墨画家さんなんて初めて出会いました!」と私が言うと、阿佐さんは照れるようにはにかんでいた。

結局、家の近所まで送ってもらった私。
「家までわざわざすみません…」と私がお礼を言う。
すると阿佐さんは「あの…よければ今度お詫びさせてくれませんか?」と申し出る。
「そんな、いいです、いいです」と私は気遣いに申し訳なさそうにしていたが
「いえいえ、それじゃあ僕の気が済まないんで。何かご馳走させて下さい」と阿佐さんも引かない。
「そうですか、じゃあ連絡先を…」と私がスマホの二次元バーコードを読み込むカメラを起動させた。
しかし、阿佐さんは取り出した紙に筆で電話番号を書いている。
「いや、書かなくてもカメラで読みこんだら交換できますよ」と当たり前のことを言う私。
すると阿佐さんからは思いもよらない一言が。
「それが…実は僕スマホ持ってなくて…」

「え、スマホを持ってない???」

次回、スマホ持たない系男子との恋物語が始まる!

第2話

私が出会ったのは、水墨画を描いているという阿佐辰美さん。
連絡先を交換することになったんだけど…なんと彼はスマホを持っていなかった!!

私の家の前で連絡先を交換している阿佐さんと私。
「どうしてスマホを持ってないんですか?」と私は阿佐さんにストレートに尋ねる。
「昔から家のしきたりで持つことができなくて…だからこれ、家の電話番号です!」
そう答えると、阿佐さんは紙に筆で書いた電話番号を私に渡した。

「ちなみに、今度の土曜日の12時って空いてますか?」と阿佐さんが続ける。
「えーっと…たぶん空いてると思います」と私が答えると、
「良かった!じゃあそこでご飯行きましょう!12時に中央公園の入口で待ち合わせで!」
こうして、私たちはなんとか食事に行く約束ができたのだけど…。

土曜日の12時。
私は公園の入口で阿佐さんを待っている。
「阿佐さん遅いなぁ…」時計をみると、すでに時刻は12時20分を過ぎている。

電話してみるか…と私がスマホで電話をかけると、電話からは女性の声が聞こえてきた。
「もしもし、阿佐です」
どうやら電話口の声の主は、阿佐さんのお母さんらしい。
—そっか、実家だからお母さんが出るのか…なんか緊張する…
と私は緊張しながら「あ…えっと…辰美さんいますか?」と尋ねる。
すると「辰美なら午前中から出かけてますけど?」と返答が。
どうやら家を出ていることは確かのようだ。
「そうでしたか、ありがとうございます」と私は電話を切ったが、時刻はもう12時50分を指していた。
「もういい!映画でも観に行こ!」と怒った私はその場を立ち去ってしまった。

「はぁ!面白かったぁ!」と公園の近くまで戻ってくると、前から若い女性がスマホで誰かと会話している。
「ねえ、いまどこいるの?南口?逆行ってたわ~」

それを聞いた私は、ハッとする。
—え、南口…?
そう、私が最初に待っていたのは、なんと北口だったのだ!

すると、公園の反対側から阿佐さんが走ってきた。
私を見つけると、阿佐さんは笑顔で私に手を振っている。

阿佐さんの車に乗り込んだ私たち。阿佐さんが申し訳なさそうに言う。
「あそこの公園、入口ふたつあったんですね…」
私は集合時間から4時間を過ぎた今の時刻を見ながら、申し訳なさそうに阿佐さんに訊く。
「ずっと待っててくれたんですか…?」
「ええ、スマホ持ってないから信じて待つしかなくて…」
スマホがないだけで、待ち合わせもここまで大変なのだ。
「4時間も待たせるなんて、ほんとすみません…」と私は謝ると、
「いえいえ、僕が悪いので気にしないでください」と優しく返してくれる阿佐さん。

「にしてもご飯食べるのも微妙な時間だな…ちょっと遠出しちゃっていいですか?」
阿佐さんはそう言うと、車をある場所に向けて走らせた…。

向かったのは郊外のイルミネーションスポット。
一面のイルミネーションが幻想的に夜を照らしている。
「うわ~イルミネーション、キレイ~!写真撮っちゃお!」
と私は、スマホでイルミネーションの写真を撮っている。

「クマちゃんかわいい!待ち受けにしちゃおうかな~」
私はクマのモニュメントがお気に入りのようだ。

一方の阿佐さんは、そんな私を横目にメモ帳と鉛筆を取り出して何かを描いている。
書き終わった阿佐さんはそのメモ帳を私に渡してくれた。
「はい、写真の代わりに僕なりのプレゼント」
阿佐さんから渡されたメモ帳を見てみると、そこにはイルミネーションとあのクマのモニュメントが描かれた鉛筆画が。
絵の下には「信じて待つべし」と書いてある。
「うわ~クマちゃんだ!しかもメッセージまで書いてある!大事にします!ありがとう!」
私の喜ぶ姿を見た阿佐さんは嬉しそうに優しく笑っていた。

第3話

私が出会ったのは、水墨画を描いているという阿佐辰美さん。
阿佐さんはお家が厳しくて、スマホを持つのを禁止されてるんだけど…。
アナログはアナログでけっこう素敵かも、なんて思ったり…。

辰美くんの運転する車の助手席に座る私。
私のスマホケースには、前回のイルミネーションデートで辰美くんが描いてくれた絵が挟まっている。
「それ、持ち歩いてくれてるんだ!」
「うん!もらって嬉しかったから!今日はさ、辰美くんが水墨画描いてるところ見てみたいな!」
私は辰美くんの家にお邪魔したいとお願いをする。
「いいよ 家の中にアトリエがあるんだけど行ってみる?ちょっと大変だけど…」
二つ返事で快諾はしてくれたけど、一瞬意味が分からずに考え込む私。
「大変?」
私が不思議そうな表情をしているのをよそに、辰美くんは車を走らせる。

到着したのは山の中。すると、辰美くんは歩き出しながら言った。
「ここからちょっと歩くよ。大体20 分くらい…」
「20 分…?」
私は辰美くんの言葉に驚く。
—大変ってこういうことだったのか…。

しばらく山の中を歩くと、辰美くんのお家が見えてきた。
「到着~!」
余裕の辰美くんをよそに私はすっかり疲れていたが、その大きな家をみて思わず声を上げる。
「へぇ!素敵なお家!」

「初代からここでずっと水墨画を書いてるんだ」と辰美くん。

自宅の和室に入ると、辰美くんは真剣な表情で水墨画を描きはじめる。
そして作品を書き上げる辰美くん。

「すごい!さすがプロ!」
私は完成した作品をみて、その出来栄えを絶賛する。
「いい感じにできたと思う」
手で顔を拭いながら、辰美くんも満足そうな表情を浮かべる。辰美くんも手応えがあるようだ。
しかし、顔を手で拭った拍子に、墨が目の下に付いてしまっている。
「でも…野球選手みたいになってるよ」
私が言うと、辰美くんは急に恥ずかしそうにする。
阿佐 「えっ…?そんなに墨ついてる?…なんか恥ずかしいな」

「お茶持ってきたわよ」
笑い合う2人のもとへ、部屋の扉を開けて辰美くんのお母さんが入ってきた。
「はじめまして!おじゃましてます!」
私が挨拶をすると、お母さんはやさしい口調で応じてくれた。
「こんな所までよく来てくれたわねえ」

すると、辰美くんがおもむろにお母さんに尋ねる。
「今日、じいさんは?」
すると、お母さんは辰美くんに答える。
「知り合いの所に行くとかで山を降りてるはずだけど」
それを聞いて、なんだかホッとした感じの辰美くんは私に向き直ってこう言った。
「そっか…じゃあちょっと休憩しよっか」

部屋の囲炉裏に当たりながら、私は辰美くんにスマホの画面を見せる。
画面に映っているのは、いま大流行りのアプリゲームだ。
「ねぇねぇ、このゲーム知ってる?最近めっちゃ流行ってるんだよ」
と私が言うと、辰美くんはピンとこない様子で「へぇ!全然知らない」と一言。

「キャラクターたちがかわいいんだよ!」と私が言うと、辰美くんが興味をもったように画面をのぞき込んできた。
「あ、ほんとだ、かわいい!」

「私、地面タイプが好きなんだ。ねえバトルモードもあってさ!一緒にやってみようよ!」
と私が続けると、「うん!面白そう!」と辰美くんが楽しそうにしている。

2人の距離が近づき、いいムードになってきたと思いきや…。
再び部屋の扉が開いた。
入ってきたのは某大ヒットドラマで見たような風貌の老人。

「こら辰美!何をしとるんじゃ!」
部屋に入るなり、辰美くんを怒鳴りつける老人。
「じ、じいさん…!?今日はいないんじゃ?」
「うるさい!チャラチャラチャラチャラ…もうええでしょう!」
なんと、この老人は辰美くんが恐れていた水墨画の師匠、“じいさん”だったのだ!

辰美くんはじいさんの気迫に、持っていたお茶をズボンにこぼしてしまった。
このシーンも、なんかどこかで見たような…。

「あれほどスマホは持つなと言ったのに、まだわからんのか!」
まくし立てて追い詰めてくるじいさんに、辰美くんはタジタジで…

次回、水墨画の巨匠登場で大ピンチ…?

第4話

私が出会ったのは、水墨画を描いているという阿佐辰美さん。
お家が厳しく、スマホを持つのを禁止されてるらしく、流行りのゲームも知らないんだとか…。
辰美くんの家にお邪魔して、2人で良い雰囲気になっていたその時、
部屋に突然、辰美くんの水墨画の師匠である“じいさん”が入ってきて…

辰美くんの家を訪れた私。
囲炉裏のある部屋では、辰美くんがじいさんに責め立てられている。。
「辰美!なにをチャラチャラしとるんじゃ!」
すると、辰美くんは恐る恐るじいさんに尋ねる。
「じいさん…今日は家にいないって…」
「うるさい!半人前のくせして色恋沙汰とは何事だ!しかもあれほどスマホは持つなと言ったのに…」
と言葉を続けるじいさんに辰美くんは弱々しく言い返す。
「いや、これは流行ってるゲームが…」
しかし、辰美くんの言葉はすぐに遮られる。
「黙れ!スマホを持つと巷に溢れた有象無象の情報が入り、心を平穏に保てなくなる」
阿佐さんも負けじと言い返す。
「それは何度も聞いたけど…でもちゃんと絵は描いてますから…」
すると、じいさんは不敵な笑みを浮かべつつ、辰美くんに言い放つ。
「ふん…じゃあ見せてみろ」

アトリエに場所を移した私たち。
辰美くんはじいさんに作品を見せている。
「どうですか」と辰美くんが言うと、じいさんはまじまじと作品を見ている。
すると突然、筆を手に取り、絵に大きくバツをつけた!
「ちょ、ちょっと!」
辰美くんが驚いていると、じいさんはこう続けた。
「三流だな。濃淡が甘い。スマホに恋にうつつを抜かしているからじゃ…」

思わず、私は辰美くんに助け船を出す。
「でも、辰美さんだって頑張ってやって…」
すると、じいさんは私をぐっと睨んで「他人は口を挟むな!」と一喝した。
辰美くんは悔しそうな表情でぐっと顔を歪めていた…。

辰美くんの家を出て、帰り道の車の中。
運転席では辰美くんが「はぁ…」と深くため息をついている。
「大丈夫…?」と私が心配して声をかけると、
「ごめん…かっこ悪いとこ見せちゃったよね…」と悲しげな辰美くん。
「ううん、私こそごめん…」と私が言うと、辰美くんは意外な一言。
「じいさんのこと、嫌いにならないでね。偏見はすごいけど多くの功績残しているし、絵に対する目は確かだから。」

車を降り、私の家の前で話す辰美くんと私。
「じゃあ また…」と立ち去ろうとする辰美くんに、私が寂しそうに言う。
「ねえ…私たちってもう会わない方がいいのかな?辰美くんとまた会いたいけど絵の邪魔はしたくない…」

すると、辰美くんは振り返って言葉を続ける。
「確かにじいさんはすごい…けど、全部が全部正しいわけじゃないと思うんだ。僕は僕なりのやり方で、じいさんをうならせるような水墨画を描いてみたい。だから…また会おう」

「うん、ありがとう!」私と辰美くんは手を取り合って、固い約束を交わした。

次回、極めろ!新時代の水墨画道!

第5話

私が出会ったのは、スマホを持たない水墨画家の阿佐辰美さん
辰美くんの描く絵、私には十分すごい絵に見えるけど、一流の人から見るとまだ修行が必要みたい。
でも彼は自分なりの水墨画を描くことを目指して、奮闘していて…。

おじいさんとの衝撃的な出会いから数日、スマホの画面を見つめて、辰美くんのことを考えている私。
「あれから元気にしてるかな…?」
心配になった私は、スマホを持たない辰美くんの自宅の固定電話の番号をダイヤルする。

「もしもし?辰美くん?」
電話越しに話しかけると、あちらからは低く鋭い声が聞こえてきた。
「その声は…こないだウチに来た女か…?」
—げっ…よりにもよっておじいさん…
運の悪いことに、電話の声の主は辰美くんの画の師匠であるおじいさんだった。

「お前のせいで辰美の作品が乱れている!二度と電話するな!」
おじいさんは一方的にそう言い放つと、電話は切られてしまった。
「切られちゃった…」

私が落ち込んでいると、今度はあちらから着信が入った。
あわてて電話に出た私は、開口一番に謝罪する。
「おじいさま、すみません…!気をつけますから!」
すると、電話口から聞こえてきたのは、さっきとは打ってかわってやさしい声。
「もしもし、ぼく!辰美だよ!辰美!」
辰美くんがおじいさんの目を盗んで、折り返しの電話をしてくれたのだ。

「あ、辰美くん!おじいさん大丈夫?」
嬉しさもつかの間、私はすぐに辰美くんが心配になる。
「トイレに行ったから大丈夫!最近じいさんの目が厳しくて連絡できなかったんだ。ごめんね」
電話越しに謝る辰美くん。続けて私に小声で問いかけてくる。
「今度の土曜日空いてる?久々休めそうでさ、会えないかな?」

土曜日、久々に2人で出かけることになった私たちは、辰美くんの運転する車で移動している。
「あれから良い絵、描けた?」
私が心配そうに尋ねると、
「ううんまだ模索中…でもずっと悩んでてもしょうがないし、今日は絵のことは忘れて思いっきり楽しも!」
辰美くんがそう言うと、「うん!」と私も明るく応じて、目的地に向かった。

到着したのは白銀の世界が広がる雪山のゲレンデ。
私たち2人で一緒にスノボを楽しんでいる。

「ちょっと…ストップストップ!」
スノーボードを装着した私は、辰美くんに手を引かれながらゲレンデに立っている。
「ほら!重心を後ろにしながら!そうそう!」
「こわいこわいこわいこわい!」
私はへっぴり腰で辰美くんの手を必死につかんでいる。

「僕がつかんでるからゆっくりいこ」
辰美くんが私の手を引いた瞬間、私はバランスを崩して後ろに倒れてしまった!
「うわーー!」
後ろに倒れ込む私に覆い被さるように、辰美くんが顔を近づけてくる。
「大丈夫?怪我してない?」
「うん…ありがと…」

ボードを外した私と辰美くんは、並んでゲレンデを歩いている。
「よーし、次はあっち滑ってみよう!」
ゲレンデの上へ向かおうとする辰美くんに近寄った私は手の中のあるものを差し出した。
「ねえ見てみて!雪だるま作ってみた!」
すると辰美くんは「うわ!かわいい!」とやさしい反応。
そして私の顔を見て、何かに気付いたようにほほえみながら
「あ、ほっぺに雪ついてるよ。ったく、どんな体勢で作ったら顔に雪が…」
と私の頬についた雪を払おうとした瞬間、急に何かに気付いたような表情を浮かべる辰美くん。
辰美くんは、指で額縁を作るようにして雪山を眺めている。

「なるほど…これか…!」
そうつぶやくと、なんと突然私を置いて自分だけスノボで雪山を下っていく辰美くん。

「ちょっと辰美くん!置いてかないでよー!」
ひとり残された私の声が遠くゲレンデに響いていた…。

次回、これが僕の水墨画道!

第6話

私が出会ったのは、水墨画家の阿佐辰美さん。
辰美くんの描く絵、私には十分すごい絵に見えるけど、師匠の評価はイマイチみたい…
そんななか、2人でスノボデートを楽しんでいると、突然辰美くんは何かに気付いたようで…

辰美くんの運転する車の中。助手席の私は辰美くんに話しかける。
「今日はなにしようか?」
すると、辰美くんは真剣な顔で答える。
「実はじいさんに今日また絵を見てもらおうと思うんだ」
それを聞いた私は「色恋は筆を惑わす」という過去のおじいさんの言葉を思い出す。
「えっ?私 行っても大丈夫なの?」
心配になり尋ねる私に、辰美くんは覚悟を決めたように車を走らせる。
「大丈夫!じいさんには俺からちゃんと言うから。もう三流とは言わせない」

辰美くんの家のアトリエ。おじいさんが部屋に入ってくる。
「なんだ、またあんたが来てるのか?色恋は筆を惑わせるって何度言ったら分かるんだ!」
相変わらず凄んでくるおじいさんに対して、反発する辰美さん。
「失礼は百も承知で言いますが、僕はそうは思いません。今日お見せする絵は彼女なしでは完成できませんでした」
私の方を少し見ながら、おじいさんに作品の想いを伝える辰美さん。

「俺にそんな口叩くなら…半端なデキだったら水墨画やめてもらうからな」
おじいさんの言葉に緊張が走る。

辰美さんは絵の上に被せた布を取り、おじいさんに見せた。
現れたのは雪山のゲレンデで1人の女性が佇んでいる水墨画だった。
黒と白のコントラストが鮮やかだ。

—この絵ってあのとき行ったスキー場の…
絵を見た私は思わず心の中でゲレンデの景色を思い出していた。

「あなたに言われた濃淡が甘いというご指摘、ようやく意味が理解できました」
辰美さんがおじいさんに絵の説明をはじめる。
「雪だるまの白、雪景色の白、手袋の白に、彼女の頬の白…一概に白と言っても50色はあることに気づきました。それを絵に落とし込むべく努力したつもりです…」

すると、おじいさんは絵を見ながら落ち着いた声で辰美さんの絵を論評する。
「50色…ふん、甘いな…一流の画家なら墨1つだけで100色を使い分けることができる」

「100色…」
おじいさんの言葉にショックを受ける辰美くん。

「そういう意味ではお前の絵はまだまだ二流だな」
おじいさんがそう言うと、辰美くんは悔しそうに言葉を絞り出す。
「すみません、精進が足りていませんでした…」

すると、おじいさんは一転、明るいトーンで意外な一言。
「何を謝っとるじゃ!わしは三流から二流に格上げすると言うとるんじゃよ!…合格じゃ」
それを聞き、一気に笑顔になる辰美くん。
「本当ですか!…ありがとうございます!」

「辰美くん!おめでとう!」
私も思わず辰美くんに喜びの言葉をかける。
「君がいてくれたおかげだよ!本当ありがとう」
辰美くんは私の方を向き、丁寧にお礼をしてくれた。

すると、「さぁ、飯にしよう!あんたも食べていきなさい」とおじいさんが部屋を出ていく。

「は、はいっ!」
その言葉を聞き、私と辰美くんは2人で抱き合っていた。

部屋を後にしたおじいさんが満足げに一句詠む。
—まぶしいな 輝くあなたの 白は濃い(恋)

ほほえむおじいさんの後ろで、私たち2人はいつまでも抱き合っていた…。

“阿佐 辰美”さんのプロフィール

阿佐 辰美さんのプロフィール

プロフィール

名前:阿佐 辰美 (あさ たつみ)
生年月日:2000年8月27日
出身地:大阪府
身長:178cm
趣味:映画鑑賞・スノボー
特技:殺陣・腹踊り

出典:公式HP

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2022年に俳優デビューした
阿佐 辰美 さん!!

■2022年
・ドラマ『悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?』
第9話・第10話 – 星田奏 役

■2023年

・ドラマ『君と世界が終わる日に Season 4』

・ドラマ『夫婦が壊れるとき』
藤野拓人 役

・ドラマ『僕たちの校内放送』

・ドラマ『ブラックポストマン』
第4話・第5話 - 根本篤 役

・映画『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室』

■2024年

・ドラマ『消せない「私」-復讐の連鎖』
ソラ 役

・ドラマ『相棒 SEASON22』
黒須真士 役

・ドラマ『鬼平犯科帳 本所・桜屋敷』
岸井左馬之助(青年期) 役

・ドラマ『Believe-君にかける橋』
第3話- 戸上俊太 役

・ドラマ『宙わたる教室』
朴大成 役

・ドラマ『大河ドラマ 光る君へ』
第41回 – 第45回- 敦明親王 役

■2025年

・ドラマ『秘密〜THE TOP SECRET〜』
小池穂高 役

・映画『ブルーピリオド』

・映画『遺書、公開。』

そして、
イケドラ!!!
来週も楽しみ〜♪

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アイキャッチ画像出典:【土曜はナニする?!】公式HPより




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